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李朝(朝鮮王朝)時代の初期の刷毛目の鉢です。
正直、茶碗にするには大きいサイズですし、金繕いやニュウもあります。
それでも、たっぷりと、どっぷりと掛けられた白泥の景色が美しいものです。
李朝の刷毛目の器では、かなり分厚く白泥がかけられている部類で、あまり数のないものです。(大体は刷毛の筋が確認できるほど、白泥が薄い)
器形は端反りの緊張感のある形。
また、高台は小さく引き締まっています。
高台は竹節高台、高台内には凸(兜巾が立っている)があります。
高台から腰にかけても、ヘラでくるりと削った跡がはっきりと見えます。
(個人的には、こうした引き締まった高台周りの処理が好み。)
李朝初期の緊張感のある形です。
画像7枚目のとおり、裏側の斑点のように見える部分は、そこに釉薬が厚く溜まっているためにそのように見えるものです。
伝世の肌合いとまでは言いませんが、カセもなく肌は潤いを保っています。
また、画像9枚目のとおり、白泥には味が付き始めています。
当方でもそれなりに使っていましたので。
この品は、骨董にはまり始めたころに購入したものですので、かれこれ30年くらい持っていました。
30年ほど前、骨董のインターネット取引なぞ、想像もしなかった時代。
骨董の催しも、○○美術倶楽部が主催する正札会、神社境内の蚤の市、住まいの近くの骨董店くらいしかアクセスできなかった時代。
素人、貧数寄のコレクターには、品数を見ることも値段を比較して相場を知ることも難しかった時代。
それを思うと、今は大小の催事、玉石混淆とはいえインターネット取引もある時代です。
繭山龍泉堂さんまでオンラインギャラリー、インスタグラムを始めるくらいですからね。
骨董を趣味とする人間にとっては、良い時代というよりは面白い時代になったものだ、と感じております。
これからの方のために老婆心ながら申し上げると、(出品しておいてなんですが)ヤフオク!は、きちんとした骨董店主とつきあい、目線が定まってから参加する方が良いと思います。
私もその可能性がありますが、独りよがりの思い込みも多い世界ですので。
ということで、これも昔は結構な値段でした。
今はそれほどの評価は得られないと思います。
心の整理がつきましたので、次の世代に引き継ごうと思います。
李朝(朝鮮王朝)時代 初期。
口径 18㎝。
高さ 6.5㎝。
高台径 5㎝。
重さ 360g。
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