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70年代初頭にディーラー店頭で頒布されていた、「日産プリンス自動車販売(港区三田)」発行の『プリンス(PRINCE)』1972年6月号です。
A6サイズより、わずかに大きい110×148mm、60ページ。昭和47(1972)年6月1日発行。
※当時、プリンス店の店頭では広報誌『カートピックス(CAR TOPICS)』も同時に配布されていましたが、この『プリンス』誌は『カートピックス』誌のほぼ半分の大きさのA6に近い版です。
巻頭の特集は、12ページを割き、日産がマリーンエンジンの分野に進出した初のインボード・エンジン「HA170型」(初代プレジデント150系のB、Aタイプに積まれていた3リッターOHVのH30型を、ゼニスストロンバーグ・キャブの3連装で170PSまでチューンしたもの)搭載のボートを、長谷見昌弘選手が、神奈川・佐島マリーナで試乗した様子がリポートされています。
一方、スカイラインHT2000GT(KGC10)オーナーの著名人紹介では、柳家小せんの取材記事、ロイ・ジェームスのインタビュー相手は梶芽衣子(当時25歳!)で、読み応えあり。※同時にプリンス店々頭で配布されていた「カートピックス」とは、文章の量や表現が一部変更され、また、何枚かの写真は別テイクが使われているのも興味深し。
毎号、写真入りで紹介される全国のディーラー店舗は、「日産プリンス土浦販売・藤代営業所」が取り上げられています。
黒沢元治の“或る一週間”の紹介も、なかなか興味深し!
またC10スカイライン全車に同年5月9日新たに追加発売された《 5速ミッション 》車の記事もあり(標準車の2万円アップ)。
ところで、とても気になるのが、《プレゼントコーナー》にある“スカG50勝記念の40分の1スケールミニカー”と、《GUIDE》コーナーで紹介されている「栄光の記録/GT-R50勝を制覇」と題された35分の記録映画(16mmカラーフィルム)。どなたか、これを持っていたり、観た方はいるのかしら?
約50年ほど前のカタログや資料ですが、入手後はダンボール内で外気を遮断した状態で、ほぼ半世紀の時間を経た状態。読みシワ、めくりシワ皆無の、最高のコンディションと自負致します。
一昨年、山口県の実家を取り壊しましたが、建物取り壊しの前に、私の部屋のクローゼット内にてカタログを保管していたダンボールを引き上げてきて、今あらためて、一つ一つ吟味、確認の楽しい作業をしております。
これらはすべて、1969年後半から1973年はじめまで、高校や大学の受験勉強に明け暮れていた頃、勉強の合間の息抜きで、自転車に乗り、詰襟の学生服でディーラー巡りをして、全てディーラー店頭でもらいコレクションしてきたカタログです。
私の地元は、山口県の片田舎の工業都市で、当時は、今のように近隣に同一販売チャネルが立地しているような環境は皆無。したがって、同じカタログを複数入手するには、同じ店舗への訪問回数を重ねることしかなく、結構大変ではありました。
そんな私も、“終活”の時期を迎え、カタログを手放す心境になって参りました。
薄口のカタログは、ディーラー担当者が手渡し商品有可能只能自取,自取費用相當高,請查看頁面確認てくれる際の若干のシワなどが着く場合もありますが、基本、今でも全てもらった際の“新品状態”に近い、素晴らしく良いコンディションのものと自負致します。
発送は、折れ、濡れ防止のパッキングを施し、「おてがる配送ゆうパケット」を使い、全国一律¥210にて送ります。
しかし何分にも、少し古い時代の、紙の印刷物ですので、その点ご理解の上、NC,NRにて宜しくお願い致します。
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