【商品の説明】(1)棟方志功の真作版画を保証いたします。志功の長男である棟方巴里爾(ぱりじ)の鑑定証が
付いていますが、それに加え、「棟方志功鑑定委員会」による鑑定登録証も貼付されています。
→下記(2)ご参照
・志功54歳の作品で、その3年前にはサンパウロ・ビエンナーレに「釈迦十大弟子」等を出品、
版画部門最高賞を受賞。
円熟期と言える時代の版画です。本品はこのような脂の乗った時期に製作され、蓮の花に囲まれ躍動感
あふれる女性裸婦像です。
(2)棟方志功鑑定会の窓口である「棟方志功ギャラリー」に確認したところ、下記説明をいただきました。
1)本来、「棟方巴里爾鑑定証」で真作であると保証されているが、巴里爾鑑定証を模したニセモノの鑑定証が
出回るようになり、「棟方志功鑑定委員会」では巴里爾鑑定書の真贋をも鑑定し、
作品並びに巴里爾鑑定証、双方ともに、真物であるものに限り、下記①②③のやり方で登録証を発行。
①巴里爾鑑定証のすぐヨコに棟方志功鑑定委員会の「鑑定登録証」を隣接貼付。
②隣接部分には双方の鑑定証にまたがる形で「割り印」を押印。
③作品タイトル名は既に巴里爾鑑定証に記載されているため、「棟方志功鑑定委員会」の登録証は
、「登録番号」のみを記載した横長の小さな紙片を貼付するルールとしている。
(従い、作品名、下半分がないからとのご心配はご無用でこの貼付方式こそが規定に則ったもの)
◆ 巴里爾鑑定証と棟方志功鑑定委員会の登録証が双方とも揃っていることは、現在、これを凌ぐ
真作証明はなく、志功作品としての信ぴょう性は完璧ですとのご説明でした。
※画像3枚目をご覧ください。
(3)本品は作成された当時、毎月一回の志功版画領布会用に製作されたもので
1月~12月製作の計12点を東京の画廊が所有者から一括購入したものの中の一点(8月の領布)です。
・同じ作者の版画であっても、版画のモチーフによって評価価格は大きく異なり、12点の中で最高価格であった2点の
うちの一点です。裸婦像をモチーフとする版画は志功版画の中でも、格段に評価が高いものです。
・今年5月10日放映の「何でも鑑定団」にて本作品と同様に「モノトーンの裸婦」をモチーフとした志功版画
(本品とは別の柵)は多彩色版画よりも一段と高い500万円という鑑定額でした。
・本品は志功直筆のサイン、それも漢字とローマ字の両方のサインがあり、更には製作年月も自筆で記され
その上、朱肉の落款が二つ押され、これらが揃っていることは、一段と価値が上がるポイントになります。
→画像4枚目
・版画製作時にバレンを和紙に押しつけ、こすることによって生じた和紙への墨のニジミが
よく分かり、志功の息遣いまで思いを馳せることができます。
→例えば画像5~7枚目。
【額装】
本品の額は昭和初期創業の老舗額縁メーカー「仁科一恵堂」が製作したもので、同店は棟方志功の他
横山大観、上村松園、熊谷守一等々、著名画家からの名指しを多く受けた名店。
仁科一恵堂製の額に収まっていること自体、高い付加価値があります。 →画像9枚目
サイズ(概数) 【額】 43㎝ X 35㎝
【本紙】 24.5㎝ X 17.3㎝
不明点はご質問ください。