現行アンビエント・シーンの中核を担うGreen-Houseの待望の2ndフル・アルバムにして“エコ・アンビエント”作3作目!CDは日本のみ! 人間と自然を調和させる現代アンビエント・シーンの再注目アーティスト、Green-HouseのLeaving Recordsから『Six Songs for Invisible Gardens (EP)』『Music for Living Spaces』に続く”エコ・アンビエント”作3作目にして、通算2作目となるフル・レングス『A Host For All Kinds of Life』が完成。
本作は間違いなくGreen-Houseの中でも最も広がりのあるリリースである。アルバムのタイトルと、Flanaganがデザインした万華鏡のようなフラクタルなジャケット・アートを考慮すればわかるだろう。『A Host For All Kinds of Life』は、Green-Houseが常に緊張関係にある「アンビエント・ミュージック」の概念そのものを悩ませている。一見ソフトに見える曲が、実はエッジの効いたものだとしたら? 気楽で瞑想的な喜びが、私たちの考え方を根本的に変えてしまうとしたら? 世俗的な主体としての私たちの役割そのものなのだろうか? Lynn Margulisの作品と、生物学的相互主義(両方の種が利益を得る種同士の結びつき)の進化的役割に関する我々の急成長中の理解を元にしているという本作は、深く根付いた、政治的根拠のある歌の組曲である。9曲目の「Everything is Okay」(ちなみにこの曲は、彼らの母親がArdizoniに残した優しいメッセージという、このリリース唯一の人間の声で終わっている)の金色に輝く60年代を彷彿とさせるメロディックなアラベスクを見てほしい。