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"1969年11月に出版された『狼男だよ』(ウルフガイ第1作)の初版は、著者の平井和正に無断で立風書房の編集者によって786か所にわたり原稿に手を入れられていた。"
出典:wikipedia 『狼男だよ』改竄事件
70年代半ば、山梨県の古書店で発見購入したものです。
平井和正ファン以外の方に少し説明すると、
1969年11月にSF長編小説「狼男だよ」を出版の際、版元「立風書房」の編集者が、
勝手に原稿に手を入れ、無慮八百箇所以上の改竄を加えたという、
出版界前代未聞の事があり、親会社の学習研究社を弁護士を巻き込んで揉め
1970年5月に正本が出版されたという、「狼男」事件の発端となった本です。
改竄本は市中在庫も含めてすべて裁断破棄されており。
この本が残るには
①この七ヶ月の間に、当時無名新人作家の作品を気に入って買ってくれた読者がおり
②読み捨てにせず、山梨県内の数少ない古本屋に売り
③数年後、事情を知っている人間が入店して発見する。
といった偶然が必要となります。
平井先生には
「以後大手出版社から申し合わせた様に音信が途絶えた」
と嘆かせ
辛辣な星新一先生に
「・・・あの大改竄のおかげで、平井君の小説はうんと面白くなった、
<さしがねが入っている>とか
<肝を失う>なんて表現、ちょっと考えつかないぞ。
天才的な発想だ。・・・
小説を面白く直してくれたんだから、ヨウカンを持ってお礼にいったらどうだ?」
と言わしめた珍本になります。
扉付の本棚にしまっていたので、五十年前の本としては紙やけも少なく良本と思われます。
正本と見比べながらの再読もまた一興でしょう。
ウルフガイ・ファン、平井和正ファン、珍本コレクターの方の入札をお待ちしています。
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