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李朝の井戸茶碗です。大井戸の茶碗の産地は長い間不明のままで、慶尚南東の白蓮里の井戸郷(セミコル)の窯が産地ではないかと考えられていました。総釉でしっかりとカイラギが立ち井戸の様相を呈していたものの大井戸の高い高台の物は発見されませんでした。2001年に鎮海市熊東面頭洞里での調査で大井戸の特徴のままの陶片が多数発見され大井戸の産地と認定されました。こちらの茶碗は前述の井戸郷(セミコル)の窯の産で大振り、総釉、大きめの高台、高台周りのヘラ削り、はっきりとしたカイラギなど井戸の特徴が顕著です。見立てによる井戸脇と異なり生まれそのものが井戸と共通する部分が多いため大井戸ならずとも井戸茶碗として良い茶碗と思います。縁にほつれの金直しが11か所あります。奥高麗の是閑唐津をも思わせます。大名のお茶を想起させる堂々とした李朝井戸茶碗を特別出品です。時代箱、仕覆、中込めあり。・口径17〜17.6センチ・高さ6.3〜6.8センチ・李朝前期 ※新規の方、評価の悪い方の入札は取り消す場合があります。商品到着後は速やかに取引ナビの受取連絡を入れて下さい。 >