今年の9月にようやくCD化が実現したビートルズのハリウッド・ボウル。マニアの間では64年に一回、65年に二回のステージが録音されていたことはもはや常識であり、今回のリリースの発表時には「遂に三公演それぞれをリリースか?」と期待が高まったものの、現実には1977年のアルバムにボーナスを加えただけの仕様に留まっていました。 今や三公演それぞれのステレオ・ラフミックス音源が流通しているのも常識中の常識ではあるものの、1964年公演に関してはモノラルで聴いた方がグッとくる…そういったマニアの声が聴かれます。それに単純比較として1964年の方が1965年よりも演奏に勢いがあるのは事実。 そこで64年の演奏をパンチの効いたモノラル・サウンドで聴けるアイテムが今回登場します。アナログのブートレグが登場した時代、ビートルズのライブ音源の中でもとりわけ花形となったのがこの64年ハリウッド・ボウル。 熱狂と興奮の64年アメリカ・ツアーを最高のサウンドボード録音で聴かれるとなれば評判を呼ばない訳がありません。きっかけは64年当時にアルバム・リリースを全体として作られたモノラル・ミックスのアセテート盤。 それが流出してブートレグの元になるのです。専門誌によればハリウッド・ボウル・アイテムは二種類の先祖タイトルが存在するそうで、まず一つは「THE ONLY LIVE RECORDING」というスタンプカバーのLP。 そしてもう一方が今回の「BACK IN 1964 AT THE HOLLYWOOD BOWL」。どちらのブートもアセテートを再生してLPのマスターを作る際に音飛びが生じてしまった点が情けないのですが、こちらに関してはオープニングの「Twist And Shout」でイントロを始めとした大きな音飛びが二か所、さらに「If I Fell」でも二か所で入ってしまいます。ところが音質自体は「THE ONLY LIVE RECORDING」よりも明らかに上。 それどころか1970年という最初期ブートレグのクオリティとしては間違いなく極上レベル。それにビートルズ四人のイラストをあしらったスリックのデザインも魅力的で、瞬く間に名作ビートル・ブートの地位を獲得したというのも納得です。このように音質とパッケージにおいて名作と謳われたLPブート(Lemon Recordsのイエロー・レーベル盤オリジナル・プレス)に細心の注意を払って再生したハイグレードなアイテムに仕上がっています。オフィシャルでは味わえない64年ハリウッド・ボウルのライブ全体の素晴らしさとモノラルならではの躍動感を懐かしのLPで堪能してください! Lemon Records CSR-143 (28:48) Side A 1. Twist And Shout 2. You Can't Do That 3. All My Loving 4. She Loves You 5. Things We Said Today 6. Roll Over Beethoven Side B 7. Can't Buy Me Love 8. If I Fell9. I Want To Hold Your Hand 10. Boys 11. A Hard Day's Night 12. Long Tall Sally
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