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洪QUALITON LP156 シェベック(pf)の演奏で、バルトーク:舞踏組曲、ドビュッシー:子供の領分。10インチ・オリジナル。
シェベックは1922年生まれのハンガリーの名手、後に仏ERATOで活躍することになります。これは貴重なハンガリー時代の録音ですが、凄まじい。正直これほどまでとは思いませんでした。バルトークの一曲目から底の底を浚うようなぞろりとした低音。民俗性どころではない。泥に塗れている。とても怖い世界が開かれていくのに耳が釘付けになってしまう。山中で獣と差し向かうような緊張感。夜の響き。ERATO時代からは想像が出来ない貌です。二曲目のピアノを高速でねじくり回すような野性、そして夜の暗い品格へと傾斜していく音楽。三曲目では乾いた拍子木の打撃に身体を動かされ、四曲目では篳篥でも吹いて踊り狂うような異界の様相。民族伝承に出てくるようなあやかしの世界です。五曲目での素晴らしく美しい弱音、そしてそこから凄む眼差し。内奥のものが呼び覚まされて、それがはしゃぎ、悶え、戦慄する。これを聴くと他のバルトークがお遊びに思えてしまう。バルトークはこれほどの作曲家だったのかと思い知らされる凄まじい演奏です。裏面のドビュッシーもERATO時代とは違う香り。「パルナッスム博士」から木霊のような印象が付いてくる。「象の子守唄」も風切り小僧が駆け抜けるようですし、「人形へのセレナード」も幼時にあったであろうアニミズム的な感覚が呼び起こされる。ここまで聴いてはたと気付いたのですが、シェベックの演奏は子供時代にしか触れられない幻想に触れていこうとしている。まさに「子供の領分です」。「雪は踊っている」の繊細なタッチは雪が降ったときの神秘と不思議を思い出させ、続く「小さな羊飼い」はきわめて美しい夢想が添えられている。「ゴリウォーグ」もエキセントリックにしてしまわずに、もっと子供の自由な心に共感していくように奏している。ERATO時代のシェベックはもちろん洗練されており素晴らしいのですが、聴き手の心を鷲掴みにするのはこのQUALITON録音です。特にバルトークをここまでの強度で見せてくれた演奏は初めてでした。ピアノ好きには是非ともお聴き頂きたい凄まじい演奏です。
盤質:盤面溝とも良い状態。ほとんど美品。
ジャケ:きわめて良好。
【盤質評価】全面視聴してから出品しています。区分は以下のものを採用しておりますが、必要に応じて詳しく説明するようにしています。
美品(M):新品並みの状態。
ほとんど美品(NM):極浅い擦れや軽微な傷。
きわめて良好(EX):年相応の擦れや浅傷。ひどいものはなし。
良好(VG):擦れや傷などが目立つ。*音溝が活きてなければ出しません。
■丁寧に梱包して送ります。またトラブルなどには誠実に対処いたしますのでよろしくお願いいたします。
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