「電子音楽 in the world」掲載。冨田勲に見出されたシンセ・プログラマーの田崎和隆、鈴川元昭、神尾明朗によるシンセサイザー・ユニットの'76デビュー作。75年にフランスISCM (現代音楽協会)による大賞を受賞した"我が心いまだ安らかならず"、大地震の効果を表すためにレコードのカッティングを限界までノン・リミッターでカッティングして当時オーディオ・チェックにも頻繁に使われた地震をテーマにした"音響詩「大地震」"、移りゆく人間の心の内面を表したという4チャンネル・デッキでオーバー・ダビングを繰り返し制作された"汝れが魂、悪夢より目醒めよ"の全3曲!神経が研ぎ澄まされていくような、ミニマルな電子音の世界が聴くものを魅了する全編アナログ・シンセで多重録音された当時にしては斬新すぎる黎明期の和シンセサイザー・ミュージック~現代音楽の古典。