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Olivier Mourgue(オリビエ・ムルグ)が1965年デザインしフランスのAirborne(エアボーン)社が製造したDjinn Chair (ジンチェア)です。スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」(1968年公開)に採用されたことでも有名です。(最後の画像)しかし1980年代には製造中止になりました。
パイプのフレームにウレタンフォームで造形し、縫製された伸縮性のある布地をかぶせファスナーでとめる、という工法によりこの椅子のユニークなフォルムを可能にしています。布地が汚れると容易に交換可能という方法も画期的で、1960年代後半の椅子のデザインに新たな風を吹き込んだ、スペースエイジを代表する名作チェアです。
オリヴィエ・ムルグは1939年フランスのパリで生まれ、パリの国立装飾美術学校を卒業後、1963年ごろからエアボーン社と提携し椅子のデザインを手がけ、1967年のモントリオールの万博、1970年の大阪万博でフランス館のインテリアを担当しました。
コンディションは、座面のファブリックに部分的なヨゴレ、ノビがあり、内側のウレタンに若干のヘタリが見られまが、年代を考慮すれば、コンディションは良好です。
高さ67cm、幅68cm、奥行66cm、座高32cm
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