「POINT OFVIEW POINT」では首都高速を疾走し、「DROP-Do It Again」では水の粒が躍動し、「I HATE HATE」ではパンク的にペンキをぶちまけるなど、どれもシンプルな発想が冴えている。特に、指を2本の足に見立てて部屋の中をさまよっていく「TONE TWILIGHT ZONE」が秀逸な出来。映像だけでなくオーディオ面でも5.1ch、ステレオ、パーソナルサラウンドの3種類で新たにミックスし直していて、立体的で包み込むような音響が楽しめる。映像によって『POINT』の完成度をより高めたといえる傑作だ。